ビーズの歴史

天珠ができるまでその見本になったかもしれないものがある可能性がある以上、イロイロなビーズの特徴などを知ることは重要である。
人間が自然の物を使いアクセサリーとして身につけたものとして、現在知られているのは、おおよそ75000年前の南アフリカのBlombos渓谷で見つかった貝殻に穴をあけたビーズが最も古いものといわれています。
 それ以外には、45000年前のダチョウの卵の殻で作られたビーズがアフリカのケニアで見つかっており、他にも35000年前の赤色のビーズが中国で、25000年前のマンモスの象牙のビーズが、ロシアの子供の遺体を安置した棺の中から見つかっており、この象牙のビーズはビーズを編みこんで作ったものとしては最古のものといわれています。また、イラン近辺では紀元前3000年頃のラピスラズリを用いたビーズの装身具が見つかっており、他にも紀元前2528年から紀元前2521年の古代エジプト第四王朝時代の墓からファイアンスビーズのドレスとネックレスが出土しています。